あるお寺なんだけど、
それもやっぱり水戸の坊さんを通じてで、

水戸の坊さん、
毎月ね、日蓮宗の坊さんね、
縁日っていうとね7、8人呼ぶんだよ。

みんな手伝いにくるわけ。

それだけの坊さんにさ、
当然、お金も払うし、
ご馳走するわけだよね。

それが毎月20日なんだよ。

その金を捻出してさ、
ホントは自分で全部もらっちゃえば、
それまでだけど、

うちの坊さん偉いんだよ。
みんなに還元するんだから。


だから信者がね、

今、息子がやりだしたんだけど、
息子だって、親と同じ三行って、
300日の行を終わってるんだけど、

信者さんが毎月250～300人集まってくる。

墓地はないんだから。

信者だから。

檀家じゃないってことですね。

うん、
そのお寺のいろんなことをさせてもらってる。


仕事終わってからね、
こっちもお礼と称してさ、
納め終わってから、
お寺に何も、
こっちの気持ちでね
何も納めることもないし、

仕事やらせてもらった一部を
お寺に還元してないんだから。

だからお礼かたがたね、
毎月20日っていうとさ、
10年ぐらい通ったかな。

3年ぐらい通ったらね、坊さんがね、
「西山さん、ただ戻りさせねぇからな」
って言ったんだけど、

「いや、それは困んだ、
それじゃ、ご負担に感じるし、
私は、今までに、仕事をさせてもらった
お礼の気持ちで
毎月20日に通わしてもらうんだから、
それはなし！」

って言って。

「そんな負担かけて申し訳けないから
何でもいいから、
仕事がでた時には、いただきましょう」と。

それでも、坊さんはさ、

あんな調子で
店、商売していかれるのかな？

って、思ってたらしいけど(笑)

そういう関係でいられたら、
一番いいですよね。

だから毎月20日にいったてさ、
こうやって「西山さんよく来たね」
って手を合わせて迎えてくれるし、
帰るときにもそうやって送ってくれますね。

頼んでやってもらうわけじゃあないからね。

そうですよね。
お互いが約束してしているわけじゃなくて、
お互いがこういう風にありたいって思ってるのが
自然にそういう形になっている感じですかね。

仕事も楽しんでさ、やってんだから。

それで自分で何か買い物するんだって、
自己満足の世界で(笑)

本当に楽しんでやってますもんね(笑)
あと何十年もやりたいですね～

だから、相田みつおのコレなんだよね。

(お店に相田みつおさんの色紙がかけられています)

「一生感動、一生青春」なんだ。

毎日毎日がその精神でいるわけ。

だから「70歳なんですよ」と言うと、
「あれ、そんなになんですか！」
驚かれるんだけど、

そら、年取んないわけだ！

歳をとらないんだよね。
だって、いつも青春と感動を
忘れないでいるわけだから。


今まで仕事で色んな事があったし、
卑屈になったこともあったけど。

お神輿の仕事が入った時は、
「この仕事が無事にいきますように」
「段取り良く事が運びますように」
寝ながら夜拝んでましたよ。

そういう所なんでしょうね。

お神輿の仕事が入ってから
職人に連絡して

「今度お神輿の仕事が入ったけど
みんなで冒険させてもらおうな」

と言いましたよ。

みんなでですね。

そう、俺だけじゃないからね。
仕事に携わったものがみんなで。
儲けさせてもらうんだからね。

だから、受けたものを
分かち合うわけだよね。

で、また還元してね。

そうそう、
お互いに、気分よくさ。

そうですね。

今日は、ありがとうございました。

二人が手に持っているのは、蕨神社のお祭りのお神輿の羽だそうです。キレイ！！