7.春画集
栗ちゃん
どんな本?
小林さん
春画集。
栗ちゃん
はは(笑)
小林さん
今度、
ホントに見たらビックリするよ。
ホントに見たらビックリするよ。
栗ちゃん
すごいんだ!?
小林さん
芸術だよ。
アレは、北斎や歌麿、
そういう時代のモノなんだ。
アレは、北斎や歌麿、
そういう時代のモノなんだ。
すごいんだよ。
春画の東西の横綱の番付があるわけ。
それの小結以上が全部入ってるの。
それが学研から出たわけ。
20万の。
春画の東西の横綱の番付があるわけ。
それの小結以上が全部入ってるの。
それが学研から出たわけ。
20万の。
栗ちゃん
あー!!!言ってたね、
学研から出たって。
学研から出たって。
小林さん
20万が半年にいっぺん、出たわけ。
第1集は、4000冊近く出て、
第2集、第3集と減っていって、
第4集は、
1100冊ぐらいになっちゃったわけ。
だから、4巻全部そろってるのは、
1100冊しか現存しないわけ。
で、それから、
大阪から、ドーンと人気が出て、
「欲しい!」ってはじまったわけ。
もうねぇじゃんか。
それで値段が急騰したわけ。
20万が全4巻、全部で、80万。
それをオレんちで10部売ったわけよ。
第1集は、4000冊近く出て、
第2集、第3集と減っていって、
第4集は、
1100冊ぐらいになっちゃったわけ。
だから、4巻全部そろってるのは、
1100冊しか現存しないわけ。
で、それから、
大阪から、ドーンと人気が出て、
「欲しい!」ってはじまったわけ。
もうねぇじゃんか。
それで値段が急騰したわけ。
20万が全4巻、全部で、80万。
それをオレんちで10部売ったわけよ。
栗ちゃん
えー!!!
小林さん
そんで、最初出たとき、
誰も注目しなかったわけ。
でも、オレは、今まで、
浮世絵の画集を売ってて、
いろんな出版社が出すけど、
みんな苦労するわけ。
これまでは、
いわゆる「見返り美人」とか、
マジメなものしか出なかったわけ。
そういうのしか出てなかったのに、
今度は初めて浮世絵の春画が出た。
自分のお客さんの所へ持っていけば、
コレは黙って売れると思った。
コレばっかり、
みんな期待してたんだから。
中央社の箱根の研修会で、
「小林さん、ひとつ講師になって、
やってくれ。」
って言われて、やったの。
15人位の前で、とうとうと述べて、
「コレは、
セールストークは、何にもいらない。
「出ました!どうです!」
これで売れる。」って言って、
すげー売った。
オレも10部売って、
一生懸命やってたら、
そしたら報奨金が100万きて、
オレんちがそうやったがゆえに、
初めて火がついて、
「何で中央社で、
こんなに注文がくるんだ!?」
って、話題になったらしいよ。
その春画集、
A3ぐらいのデカイやつでね、
1枚1枚、薄紙が入ってる。
だからね、1枚5000円かな。
すーっばらしいの!
それが今、ずいぶん高くなってるの。
だって、揃ったやつが、
1100とかしか残ってないんだから。
大阪っていうのは、
揃わないとダメなんだよ。
商売上手だから、
4巻揃ってはじめて買うの。
ところが騒いだ時には、
限定版だから、もうねぇんだよ。
だから今、
感謝されてんだよ、お客さんに。
その当時は恨まれたよ。
だって半年で、20万だから。
みんな集金に行くと、
「バカやろう、高ぇもん買わせやがって、
おめぇに騙された!」
とかいってさ、
言ってるわけだよ、最初は。
なーに今になったら、喜んで(笑)
で、結局、春画の東西の横綱の番付の、
それを作ったのは美術出版なんだよ。
美術出版ていうところで、
そういうの作って、
それは今でも生きてる。
誰も注目しなかったわけ。
でも、オレは、今まで、
浮世絵の画集を売ってて、
いろんな出版社が出すけど、
みんな苦労するわけ。
これまでは、
いわゆる「見返り美人」とか、
マジメなものしか出なかったわけ。
そういうのしか出てなかったのに、
今度は初めて浮世絵の春画が出た。
自分のお客さんの所へ持っていけば、
コレは黙って売れると思った。
コレばっかり、
みんな期待してたんだから。
中央社の箱根の研修会で、
「小林さん、ひとつ講師になって、
やってくれ。」
って言われて、やったの。
15人位の前で、とうとうと述べて、
「コレは、
セールストークは、何にもいらない。
「出ました!どうです!」
これで売れる。」って言って、
すげー売った。
オレも10部売って、
一生懸命やってたら、
そしたら報奨金が100万きて、
オレんちがそうやったがゆえに、
初めて火がついて、
「何で中央社で、
こんなに注文がくるんだ!?」
って、話題になったらしいよ。
その春画集、
A3ぐらいのデカイやつでね、
1枚1枚、薄紙が入ってる。
だからね、1枚5000円かな。
すーっばらしいの!
それが今、ずいぶん高くなってるの。
だって、揃ったやつが、
1100とかしか残ってないんだから。
大阪っていうのは、
揃わないとダメなんだよ。
商売上手だから、
4巻揃ってはじめて買うの。
ところが騒いだ時には、
限定版だから、もうねぇんだよ。
だから今、
感謝されてんだよ、お客さんに。
その当時は恨まれたよ。
だって半年で、20万だから。
みんな集金に行くと、
「バカやろう、高ぇもん買わせやがって、
おめぇに騙された!」
とかいってさ、
言ってるわけだよ、最初は。
なーに今になったら、喜んで(笑)
で、結局、春画の東西の横綱の番付の、
それを作ったのは美術出版なんだよ。
美術出版ていうところで、
そういうの作って、
それは今でも生きてる。
結局、昔の大名とか豪商が、
自分の娘が嫁いで行く時に、
描かせたんだね。
四季折々のセックスのやり方を、
娘に持たせた。
それが嫁入り道具だった。
だからそれが、版画じゃねぇんだよ。
肉筆なんだよ!
すごいね。
それを、ボストン美術館とか、
大英博物館とかが、持ってる。
日本の浮世絵は、
3分の1、日本にある。
3分の1、ボストン。
3分の1、大英。
分かれてる。
版木とか見つかったつんで、
できたんだけれども、
たまたま学研の場合には、
番付に上がる小結以上のやつを、
必死に集めた。
ほいで、警察庁行って、
「これは、とんでもない売り方はしません。
ちゃんと、1冊1冊、
こういう売りかたします。」って。
学研もきたねぇよな。
そいでもって、
それしか売りませんつって、
1年っ経ったうちに、復旧版作って。
バカやろう!
オレは、80万で売った人に、
なんつっていいんだ!
って言うのはあったけど、
全然、迫力が違うんだよ。
正直言って。
いいよ~全然違うんだから。
そいでね、
品があるだろ、ああいうのにはさ。
(ここで、しばしお茶漬けタイム)
自分の娘が嫁いで行く時に、
描かせたんだね。
四季折々のセックスのやり方を、
娘に持たせた。
それが嫁入り道具だった。
だからそれが、版画じゃねぇんだよ。
肉筆なんだよ!
すごいね。
それを、ボストン美術館とか、
大英博物館とかが、持ってる。
日本の浮世絵は、
3分の1、日本にある。
3分の1、ボストン。
3分の1、大英。
分かれてる。
版木とか見つかったつんで、
できたんだけれども、
たまたま学研の場合には、
番付に上がる小結以上のやつを、
必死に集めた。
ほいで、警察庁行って、
「これは、とんでもない売り方はしません。
ちゃんと、1冊1冊、
こういう売りかたします。」って。
学研もきたねぇよな。
そいでもって、
それしか売りませんつって、
1年っ経ったうちに、復旧版作って。
バカやろう!
オレは、80万で売った人に、
なんつっていいんだ!
って言うのはあったけど、
全然、迫力が違うんだよ。
正直言って。
いいよ~全然違うんだから。
そいでね、
品があるだろ、ああいうのにはさ。
(ここで、しばしお茶漬けタイム)
カメラマン
お店の名前を、
「應文堂」にした理由ってあるんですか?
「應文堂」にした理由ってあるんですか?
小林さん
今まで聞いてて、
わかんねぇのかよ!おまえ。
わかんねぇのかよ!おまえ。
カメラマン
慶應のおうではないですよね。
早稲田ですもんね。
早稲田ですもんね。
小林さん
応援部のおう。
言う時は慶應のおうって言う(笑)
応援部のおうって、
誰もわかるやつはいねぇよ(笑)
いい加減なもんだよな。
そいでもって、
応援部のOBの会費、
全然、払ってねぇんだよ(笑)
まぁ、
いろいろとあるんだけれど・・・
払えるか!(爆)
言う時は慶應のおうって言う(笑)
応援部のおうって、
誰もわかるやつはいねぇよ(笑)
いい加減なもんだよな。
そいでもって、
応援部のOBの会費、
全然、払ってねぇんだよ(笑)
まぁ、
いろいろとあるんだけれど・・・
払えるか!(爆)
ここで栗ちゃんとの対談は終りますが、
このあとも、たわいもない話が、
続いていくのであった・・・(笑)
ありがとうございました。
このあとも、たわいもない話が、
続いていくのであった・・・(笑)
ありがとうございました。
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いろんな本あるけど、
アレは、いい本売ったなぁ。