應文堂書店 小林 篤さん
有限会社 應文堂書店 社長
早稲田大学 教育学部
卒業後、出版社を経て、本屋をすることになり40年。
ジャズとクラシックとお客さんをこよなく愛す男。
栗ちゃんと小林さんは、長い付き合いということなので、
小林さんの紹介と、どんな付き合いをしてきたかを、
まず、栗ちゃんにお話してもらいました。
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社長とはオレが高校生の時からの付き合いで、
まあ、それ以前の子供の頃にも、
たまに、お店に入ってたりはしてたけど、
高校の頃からずーっと、
25年、世話になっている、町の本屋のオヤジ。
なんで、本屋のオヤジと、
そんなに親しくなったのかというと、
だいぶ、変わった本屋で、
普通、本屋さんだと、本を買って、
レジでお金払って、おしまいなんだけれども、
オヤジと話をしてることが、
すごい多かったりなんかして、
喫茶店のマスターみたいな感じ。
1時間、2時間とか話すこともざらで、
最後に、本を買うこともあれば、
買わないこともあれば。(笑)
オヤジと話して終っちゃった!みたいな。
そういうことが毎日のようにあったね。
二十歳前後の頃は。
本屋の裏に従業員がちょっと休めるような、
二畳ぐらいの部屋があるんだけど、
同い年ぐらいの仲間がそこに入り浸って、
そこで、喫茶店の常連のように、
それこそ勝手に、
コーヒーいれて飲んだりなんかして。
ていう付き合いをしてて、
まあ、大人になるにつれて、
そういうことはなくなってたんだけれども、
まあ、いまだに、
その頃のノリっていうのはあるので。
それで、オレたちだけじゃなくて、
ほとんどの常連さんと、
このオヤジはそういう付き合い方をしていて、
本屋さんって、
普通、8時ぐらいには閉まっちゃうけど、
ココの本屋は、
今でこそ、社長は65歳とかだから、
11時過ぎくらいには閉めちゃうけど、
昔は、終電まで開いてたんだよね。
12時、1時とか夜中まで開いてて、
お客さんも、
夕方よりは、ぜんぜん少ないので、
そういう時間に行くと、
一人か二人ぐらい立ち読みしてるぐらいで、
そこに行って、くだらねぇ話をしたり、
10回に1回ぐらい人生の教訓をもらったり(笑)
そんな感じで、
今日に至るみたいなオヤジで。
今回のインタビューは、
近所の行きつけのお寿司屋さんで、
酒なんか飲んじゃったりなんかして、
すき放題、喋っちゃったんで、
8割方くだらない話しか出てきてませんが、
ホントはそういう損得勘定抜きで、
人づきあいが好きで。
ていうようなオヤジと、
25年間付き合ってきたオレが
そんな話が出来たらいいなぁ。
なんて思ってたんだけど
ナカナカそう、うまくはいきませんで(笑)
でも、その辺が、
少しでも伝わってきたらいいなと思ってます。
ぜひご覧ください。よろしくお願いいたします。