いわゆる大手企業というのは、
中小企業が支えになって、
成り立っている。


自分達の製品を、
たくさん世の中に広めようと思ったら、

その手足となって、
やってくださる人たちが、
売れないと、

たくさん仕入れてもらえない。


だから、
自分達をよくする前に、


そういう流通だとか、
小売店だとか、
工場だとか、


そういう人たちを、
良くしていくということを、
中心とした、
コンサルタント会社を、
つくっていくから、



その時は、
声かけるからっていう話で。




で、しばらくして、

きた。





だから、
大手企業からお金を頂いて、

そのお金で、我々が、


実際には、

中小企業を、
活性化していくっていう仕事。



研修が中心でしたけどね。

その時期を経て、

どんな感じで？

その時に、
自分のライフワークが、

見つかった！と、


非常に喜んでいたんです。

「これや！！」と。

そう。

「これだ！」と。

これで、
自分の小ちゃい時からの夢が、

果たせるかもしれない。


と、そういう気持ちで、
30代半ばぐらいまでいたのかな。



ただね、残念なことに、
コンサルタントの会社も、

規模が、
ちょっとずつ、
大きくなっていったのね。



そうすると、
その会社を維持するためには、

トップの考え方が、
中小企業から大手企業へ、

どんどんどんどん、
思考が変わっていたんですよ。

外資系企業とかね。


だって、
それだけのお金をくれるんですから。

そうっすね。(笑)

それは、いたしかたないなと。


指導先が、
大手企業みたいなところへ、

ポツポツポツポツ、
私も入るようになっていったんですよ。

保険会社とか、

流れだから、
しょうがないですよね。

それはそれで。

百貨店とか。

それで社員ですから、
抗うことも出来ず、（笑）

やってたんだよね。


何か、
違うな、違うな、違うな、
ずーーっと思い悩んでた。



やっぱり、
ちょっとこれは自分には、

もう、ひょっとしたら、


向いてない。



気持ちが乗ってないわけですよ。
その時点で、

これはもう、
ヤな感じになってきたね。




そっか！

独立の道があるね。


そっか、自分でやってみるっていう。


30の半ばから40にかけて、

独立の道を、
探ったという、



そういう期間もあった。

どうだったんですか？

やっぱり勇気のいる？

勇気いるっていうか、

皆目、ワケがわからん。



誰に相談しても、

「こんなことやめとけ！」


お前みたいなね、
どこの馬の骨か分からんやつに、

「はい、山口でございます。」

って言うて、名刺を出して、


おたくの経営みさして下さい。


って、んなもん無理な話で、


まずは、
飯が食えないからやめとけ。

みたいなことだったんだよね。

形ないっすからね。

こういう仕事。

なんもないっしょっ。

本をいっぱい出してるとか、

テレビにバンバン出てるとかね、

著名人のかばん持ちやってるとかね、


○○総研とか、○○経営とか、
そういう名刺があってよ、


「こちらの方ですか？」


なんてね、
ちょっと言われたら、


まあ、ちょっと、
話でも聞きましょか？

ぐらいは。



そんな肩書きも、

なかったんですよ。



税理士とか診断士とか、

そういう資格も、
持ってなかったし、

これはちょっと、難しいかなぁ。

とは思ってたの。

でも思いのほか、