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07/01/11
15.それがやりたくって、京子カフェ
神田京子プロフィール

ブログ「京子喫茶室」

栗ちゃん
あの~なんだろ?
お客さんの目の前にいる仕事ですよね。
京子ちゃん
はい。
栗ちゃん
全部が全部じゃないかもしれないけど、
でも、お客さんが目の前にいて、
その~笑ったり聞きいったり、
っていうことが、目の前で見えるってのは、
目の前にどういう…

しかもそれは、
何十人何百人とかっているわけですよね?
そういうのってのはどういう感覚なのかな?
京子ちゃん
感覚ですか?

栗ちゃん
ずーっとやってたわけじゃなくて、
7年前にしゃべり始めて
今までは多分そういうことはなかった。
京子ちゃん
そうですねぇ…
だから初めは、もうやっぱりそれこそ
客席の前では素になれないっていうか。
栗ちゃん
うんうんうん。
京子ちゃん
頭では素になんなきゃってわかってても、
素になれなかったです最初は。
何年かは。
栗ちゃん
うんうんうん。
京子ちゃん
何でもいいよっていう開き直りと、
あと、そのぅ、自分の思ってることを
素直にしゃべれるようになったのは、
やっぱり6年目ぐらいからですね。
栗ちゃん
ああぁ、つい最近ということ……
京子ちゃん
自分がフリートークずっとできない人だったんです。
与えられたものは覚えてできるんだけど、
フリートークできなかったんです、ずーっと。

で、4年間終わって5年目に入って、
京子カフェっていうのをはじめたんです。
フリートークをやりたくって…。

とにかく私が何を考えてるかってことを
出すことが表現の第一歩だって思ってました。



栗ちゃん
うんうん。
京子ちゃん
古典はもちろんやるけれども
覚えたものをやっても
話として頭には入るかもしれないんですけど、
そこに心が伴わないんです。
何で伴わないかって、
自分に、そこに何が言いたいかっていう
主義主張がないからなんですよね。

フリートークができるようになれば、
主義主張がでてくるから、
同じ物語やっても変わってくるんです。
栗ちゃん
そうそう。
京子ちゃん
そうそう…なので、それがやりたくって、
京子カフェを始めたんです。
で、その京子カフェってのは、喫茶店で

「一時間を私の自由にやらせてください」

っていう会にしたんです。
もしかしたらフリートークだけやっちゃって、
講談はやらないかもしれないけど、っていう…。
30分はフリートーク、
30分はネタという流れで始めました。

最初の一回目はフリートークできなくって、
日記を読んでましたね。
台本にないことをしゃべるのが
恥ずかしくってしょうがなかったんです。
栗ちゃん
へぇ。
京子ちゃん
まず何を喋っていいかわかんないから、
こんなことがありました~
あんなことがありました~
ではネタ入りま~す!

…ってやってました。
ものっすごく最初はね、一番最初。

2回目になって少しはチャレンジしようと思って
持って読むのをやめて、
自分で構成したものを何とか頭に入れて
フリートークに徹しました。

ああ、それをしゃべってこうしていって…
で、もし前後しても、アレなんだっけ、
コレなんだっけっていいながら、

「必ず30分間フリートークする!」

と決めてとりかかりました。
京子カフェたぶん20回ぐらいまでは、
お客さんもね「今日は、何を言い出すんだろう」とか
ハラハラしてたと思いますよ。

「話のオチないよね」とか…。
あのー…うん…
「投げっぱなしだよ」ね、みたいな。(笑)

素人が見たってわかるようなことを
ずーっとやってきたですよ。
ようやくホントに自分の言えることを
言えるようになったのは、ここ最近なんです…。
この間の「派手な会」は、ちょっとテンパっちゃって
あんまフリートークは、はかどらなかったですけど、
…やっぱり6年はかかりました。
栗ちゃん
へええぇぇぇーー…



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