あの、独立し…
ま、しばらく経ってからだね、
一年半くらい経ってからなのかな？

意外に、ダイレクトメールを…
例のダイレクトメール初めて出した時の、
初めてＦＡＸが返って来た時の瞬間…とか。

アレってなんだろうね。
あの…あの気持ちを
忘れちゃわないようにした方がいいよね。

ホントそう思う。

忘れないように…
あの気持ちを忘れちゃうんだろうな、みんな。

もしくは薄くなるか、後は何かこう…
努めて当たり前のように感じるように
しちゃったりとか。

もう慣れちゃったみたいな。
「また来てる？」みたいな感じに。

ホントは嬉しいのに、ちょっとこう…
押し隠そうとしてみちゃったりとか、
こんなのにイチイチ反応している
自分の小物っぷりは見ないようにしようみたいな。
…そういうのは。

でも、内心はやっぱりね、
少なくとも現時点では素直に嬉しいので、
俺はホントそうだね、
いつまでたってもああいう風に…とはいえ、
あの喜びはもう得られないかもしれないね。

そうね。

同じことではね。

ホント。

言ったっけ？その話は。
その…

うん、聞いた、聞いた。

ね。
おタックス（某社の家庭用ファックス）だったからさ。

ジジジジジジジジ……（←印字中の音です）

でも、これは言っといた方がいいのかな？

そうだね。

そう。
ジジジジジジジジ……

そのダイレクトメールを出して、
そのダイレクトメール自体が…
（お客さんから栗原会計にファックスで返信される仕組みでして）

最後のケツのところに…
あ、だから契約っていうか、
船出パックというのがあるんですけど、その…

1.船出パックの提供を許可します
2.もう少し詳しい話が聞きたい
3.もうFAX、ダイレクトメール、案内はいらない

という3つこう、チェックボックスをつけて。
2個はOKなんだ。
3つ目はガッカリなんだ。（笑）

NGなんだよね。
「お前のことはもう興味よ」みたいな。（笑）

そうそうそうそう、結構でーすって。

迷惑だよっていう…
そのどれがついてるかっていうのが。

ジジジジジジジジ……って。

最後ピーっていってとまるんだけど、
そこ見えなくて止まるんだよね。

ははは（笑）

最後、一番下の3センチくらいが、こう。（笑）
それを自力でとりあげなければいけないっていう。
で、こう……

ヤッターーーみたいな。

ヤッターーー！！

引っ張ってみたら。

そう。

それは嬉しいんだよね。
一番最初。

すごい嬉しい。
で、もっと、もっとっていうか、
もっとっていうか。

お客さんはウチのダイレクトメールを
今でも持っててくれてるの。
この前決算だったんだけど。
何か、決算の時っていつもより話が多いので、
いろんな話するので。

「アレね、まだ持ってますよ」って言って、
自分の机のところに行って。
ホラホラとか言って。

うんうんうんうん。

感動した。

なるほどね、そうかぁ…