■平成の講釈アイドル 神田京子さん
記念すべき第1回目のゲストは、伝統芸能である講談師として活動している、神田京子さんです。
くりラヂオ参謀役のかわけんが、以前から神田京子さんと知り合いで、栗ちゃんと一緒に彼女の舞台を観にいったことからこのようなご縁の運びとなったワケなのです。
初めて会ったにも関わらず、ふたりは打ち上げにも参加させていただき、席まで隣に・・・(汗)
そこで、かわけんは京子ちゃんに、ある意味無謀な提案をしたのです。
「今度、栗ちゃんが面白いラヂオ(ホームページ)をつくるんだけど、京子ちゃん、対談やってくれないかなぁ?」
ってなワケで、こうして目出度く実現となったワケです。対談の場所は、汐留にしばらく展示されていた、岡本太郎さんの壁画、「明日の神話」の前でおこなわれました。
自分の道を見つけ、突き進む彼女が、どんな人生を歩んできたのかということから、自分のカラを破り、さらに先へ先へと進んでいこうとする。そういったアツい想いを、表現者の目線から、そして、ひとりの女性として、赤裸々に語ってくれました。
(収録日 06年8月2日)
[ 神田京子さんプロフィール ]
1977年3月29日岐阜県美濃市生まれ。
中学から全寮制の学校に入学。高校卒業までの6年間を規則正しく過ごす。
岐阜県主催の英語暗唱コンテストにて優勝し、審査員の先生方が自分のしゃべりに笑ってくれたことが、人前でしゃべることへのキッカケにもなる。
日大芸術学部放送学科に入学。
入学してから『話芸』に本格的に興味を抱くようになり、OG近藤サトさんが所属していた西澤実主催の朗読研究会に所属するが、訛りが激しく表現もつたなく、自分の才能のなさに落胆。
大学時代は、恋に悩み、夢に悩む普通の大学生。どうしたら好きなことで食べていけるのか・・・。夜中に、友人と妄想研究会(略して妄研)と称し、ともに夢を語りあったり恋の悩みを相談したり・・・。
舞台朗読、ロックバンドの追っ掛け、詩の作成、美術館巡り、芝居鑑賞、映画鑑賞、都内散策ルポ作成→雑誌社へ売り込み→振り向きもされず・・・、大失恋、青春18切符傷心一人旅、トイレ民俗学研究、中国語弁論参加→学内特別賞・・・
など、気の向くままに浅く広ーく手をつける。
一度夢見たアナウンサーの試験を受けるがまんまと不合格。面接で『なぜアナウンサーを目指すのですか?』との質問に
『アナウンサーをステップに、一人舞台に立ちたいから』
と答えたのも原因のひとつとか・・・。
大学3年の冬、『落語は人気者がいるから大丈夫だが、講談は危ない』という言葉を耳にする。
『じゃあ、私が人気者になって立て直せばいいじゃない!』と体が熱くなる。
大学4年7月。しゃべることを生業としたい、という気持ちが具体化!1999年7月12日。故二代目山陽の高座に出会う。
幕が開いて師匠の姿を見たとたんに涙と体の震えが止まらなかった。今までの人生がリンクし一つにつながる。
『これだ!』
目からうろこ。弟子入り志願。
3日後に名前がつく。
『いろいろ考えたんだけどね・・・。「京子」がいいと思うんだね。今日突然来たから「京子」だね。』と二代目山陽の言葉。
『神田京子』になる。
日本講談協会、落語芸術協会にて6年の前座修行。その間二代目山陽他界のため神田陽子に師事。
2005年6月二つ目(プロとして認められる)昇進!
日々の主な活動:
講談を語る。講談を生かした仕事はなんでもする。
寄席出演の傍ら独演会開催やイベント参加に意欲的。
講談と講談を知らない方々との架け橋になるべくくるくる走り回る。
★ラジオ出演★
『サンデージョッキー』(NHKラジオ第一)
・・・毎週日曜レギュラー 午後1時から4時まで
『くにまるワイド ごぜんさま~』(文化放送)
レギュラー出演 毎週金曜日 9時50分~9時55分
『志の輔ラジオ土曜がいい!』(文化放送)
レギュラー出演 毎週土曜日12時25分~12時37分くらいまでの間
※街角生レポート
■好きなこと:
旅、祭り、温泉、日舞、映画お芝居鑑賞、
カンフー・岡本太郎・デキシード・ザ・エモンズ
のファン
使命:講談を武器に『和』エネルギーを伝える!
対談のときの模様を京子ちゃんがに書いてくれました。
その時の記事です。
次回から対談に入りま~す。