10.琴線に触れまくってるの
栗ちゃん
へぇ…。
京子ちゃん
哲学的っていうか、本すごい読んでて、
いきなり「ジキルとハイド」とか
渡されたりとかして、
「え、これ面白いの?」っていうと、
「チョット読んでみろ、
お前コレにちょっと近いから」とか
渡されたりして(笑)。
で、なんか自由人だしね、
すごい何にも捕らわれない。
いきなり「ジキルとハイド」とか
渡されたりとかして、
「え、これ面白いの?」っていうと、
「チョット読んでみろ、
お前コレにちょっと近いから」とか
渡されたりして(笑)。
で、なんか自由人だしね、
すごい何にも捕らわれない。
栗ちゃん
ああぁ、はいはいはい。
京子ちゃん
同い年なんだけど私、一浪してるから、
学年は向こうが一個上、
で、まぁ付き合って一年後ぐらいには、
向こうが卒業してロックバンドに
本格的に夢中になっちゃって……
で、バンドの方でちょっと売れ始めてたから、
私だけにかまってらんないみたいな感じで、
私が重くなっちゃって、
結局、振られちゃうんです、私。
学年は向こうが一個上、
で、まぁ付き合って一年後ぐらいには、
向こうが卒業してロックバンドに
本格的に夢中になっちゃって……
で、バンドの方でちょっと売れ始めてたから、
私だけにかまってらんないみたいな感じで、
私が重くなっちゃって、
結局、振られちゃうんです、私。
栗ちゃん
あらららら。
京子ちゃん
そんときに結局、自分に何にもなくて
不安感ばっかり。
私には何にもできない、
表現者になりたいんだけど、自分に自信がない。
このブサイク期の中で唯一カワイイ写真てのは
彼といる時だけなんですよ。
彼のことは何でも知っているというのが、
そのころの私の自信だったんですね。
キャーキャー言ってるファンいるけど、
私の彼なんだよ、みたいな自信。
だから、彼がいなくなっちゃったら
私の自信再び総崩れ!ってやつですよ。
音を立てて崩れました(笑)
不安感ばっかり。
私には何にもできない、
表現者になりたいんだけど、自分に自信がない。
このブサイク期の中で唯一カワイイ写真てのは
彼といる時だけなんですよ。
彼のことは何でも知っているというのが、
そのころの私の自信だったんですね。
キャーキャー言ってるファンいるけど、
私の彼なんだよ、みたいな自信。
だから、彼がいなくなっちゃったら
私の自信再び総崩れ!ってやつですよ。
音を立てて崩れました(笑)
栗ちゃん
ああぁぁーーーっ、そっか。
自分がこういう状態だからね。
こういう彼がいるから。
自分がこういう状態だからね。
こういう彼がいるから。
京子ちゃん
でも彼にとったら、
私が喋りの表現者になりたいって所を
とても大事にしてくれていて、
付き合って段々私が彼ばかりになってしまったのが
心苦しかったみたい。
あとで聞いた話ですが…。
付き合ってスグくらいは、
イキナリ彼の前で朗読してみたり
キラキラしていたらしい(笑)。
別れて七年経って、最近飲んだりしたんだけど、
お前のそういう所が好きだったって。
オレと付き合ってから
お前はドンドン俺サイドになって困ったって(笑)
私が喋りの表現者になりたいって所を
とても大事にしてくれていて、
付き合って段々私が彼ばかりになってしまったのが
心苦しかったみたい。
あとで聞いた話ですが…。
付き合ってスグくらいは、
イキナリ彼の前で朗読してみたり
キラキラしていたらしい(笑)。
別れて七年経って、最近飲んだりしたんだけど、
お前のそういう所が好きだったって。
オレと付き合ってから
お前はドンドン俺サイドになって困ったって(笑)
栗ちゃん
ハハハハハッ!
京子ちゃん
うん、それが重かったって言われて、
お前はもっと能力があるのに、
オレと付き合ってたら、お前もダメになる、
オレもダメになる。
一緒にダメになるって思っちゃって、
それでもう、つらかったけど、
別れを切り出したんだよって言われて。
あん時は、わかんなかったけど、
ああ、そういうことだったのか~みたいな。
何にも理由は言わなかったからね、彼。
まぁ無口な人だったから、そういうところは。
でもそん時はつらかったですね。
振られる前日まで「オレの彼女カワイイ」って
アッチコッチで言ってたじゃん、みたいな…。
何で、前置きなく振るんですか?みたいな。
お前はもっと能力があるのに、
オレと付き合ってたら、お前もダメになる、
オレもダメになる。
一緒にダメになるって思っちゃって、
それでもう、つらかったけど、
別れを切り出したんだよって言われて。
あん時は、わかんなかったけど、
ああ、そういうことだったのか~みたいな。
何にも理由は言わなかったからね、彼。
まぁ無口な人だったから、そういうところは。
でもそん時はつらかったですね。
振られる前日まで「オレの彼女カワイイ」って
アッチコッチで言ってたじゃん、みたいな…。
何で、前置きなく振るんですか?みたいな。
栗ちゃん
うんうんうん。
京子ちゃん
それで、もう顔面蒼白。
自分が振られるってことは
無かったからね、それまで。
自分が振ることはあったけど、
振られるのは21年間無かった。
恋愛をそんなに重要視してなかったんですよ。
次から次へと男の人って
寄ってくるもんだって思ってたから(笑)。
でも、その彼に出会って、初めてホントに
「この人、大切な人だ」と思って、
その人に、初めて振られて……
オレ、もうダメになった。
オレ、もうダメだ、無理だから。
それだけの理由で『別れて』って言われたから、
ええぇぇーーーっみたいな。
何が無理なのって感じになって、
そん時は、さすがにもがいてね、
毎晩飲んだくれて、ワイン一本空けながら、
ビデオとか3本ぐらい観て、
全然、学校行かなかったっすよ。
自分が振られるってことは
無かったからね、それまで。
自分が振ることはあったけど、
振られるのは21年間無かった。
恋愛をそんなに重要視してなかったんですよ。
次から次へと男の人って
寄ってくるもんだって思ってたから(笑)。
でも、その彼に出会って、初めてホントに
「この人、大切な人だ」と思って、
その人に、初めて振られて……
オレ、もうダメになった。
オレ、もうダメだ、無理だから。
それだけの理由で『別れて』って言われたから、
ええぇぇーーーっみたいな。
何が無理なのって感じになって、
そん時は、さすがにもがいてね、
毎晩飲んだくれて、ワイン一本空けながら、
ビデオとか3本ぐらい観て、
全然、学校行かなかったっすよ。
栗ちゃん
へええぇぇぇーーっ……
京子ちゃん
でも、そん時に、本とか読む量も増えたし、
映画観たり、芸術のものを見て、
表現を見て、ものすごく感動してました。
もうね、琴線にいろんなものが触れまくってるの。
傷ついた分だけ揺れ幅が大きくなってるから、
いっぱい動いたんですよ心が……。
この頃、岡本太郎の本に出会いましたね~。
映画観たり、芸術のものを見て、
表現を見て、ものすごく感動してました。
もうね、琴線にいろんなものが触れまくってるの。
傷ついた分だけ揺れ幅が大きくなってるから、
いっぱい動いたんですよ心が……。
この頃、岡本太郎の本に出会いましたね~。
栗ちゃん
ああぁぁぁーーーっ……
「11.これが表現だ!」へ続きます
コメント(0) | トラックバック(0)
好きになってくれる人がいて、
ほんで、やっぱその人もロックバンド、
あ、あ、バンドマンだったのね。
別れちゃったんですけど、バンドマンでした。
バイトで知り合ったから、
その人がバンドの人なんか知らずに、
付き合ってたんですけど…、
ものすごい何か自分がブレない人で。