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06/11/30
7.才色兼備、高嶺の花!?
京子ちゃん
私、必ずマラソンも長距離は1位だったんです。
短距離は苦手で遅かったんだけど、

長距離は持久力の問題だから
自分に負けなければ一番になる訳ですよ。
栗ちゃん
……はい。
京子ちゃん
成績も一番だったんですよ、ずっと。
でもそれは覚えれば一番になれるんですよ。
寝る間を惜しんで覚えちゃえばね。
で、マラソンも絶対一番。

それは自分に負けなければいい、
これからの人生に繋がることだった。

すっごい先のことまで考えてやってたの。
友達にもそれを強要しすぎちゃってて、
ホントに嫌われてたんですよ、そういう意味では。
栗ちゃん
あ、そうか。
押し付けてしまうとね。
京子ちゃん
一部では友達いるけどね。
いるけど、そういう意味で
万人に好かれるタイプじゃなかった。
 
栗ちゃん
自分にも厳しいけど、他人にも厳しい。
京子ちゃん
厳しいし、だからホントに、
そういう世間の枠の中で、
どれだけ自分を出せるかじゃないんだけど、
やっぱ先生の枠ん中で、
上手くやっていけそうだったんですよ。
「尾崎豊」じゃなかった訳ですよ。
栗ちゃん
先生であり、親であり。
京子ちゃん
先生の枠の中で上手くやれるってことは、
世間の中で、ハメられた枠ん中で、
上手いことやれる人ですよ。

ただそれが高2のときに、
学力診断テストとかで
全国一斉テストってあるじゃないですか。
栗ちゃん
あぁ、あるある。
京子ちゃん
あん時に、学校では一番なのに、
世間では日大(京子ちゃんが入った大学です)レベルでもEランクだったわけです。
全然できないの、テストが。
校内で覚えたことは全部書けるのに、
応用利かないっていうか、
そん時に、「あぁ、私いいや、勉強」と。
「何をやってたんだ」と。

で、もう全部投げ出しちゃって
「勉強なんかしませーん」みたいになっちゃって。
高2、高3は最悪なレベルだった。
一気にランクが下がりましたよ。

先生もビビったんだけど、
でも私は「勉強の意味がわかんないです、先生」
みたいになっちゃって。
詰め込むことが勉強だと間違って覚えてたから。
ただ作業してただけだったんですよね、自分が。

それに気づいて「何か訳わかんない…」
ってなっちゃって。
で、まぁ一浪して、日芸(日大芸術学部)に入るわけですけど。
日芸選んだのも…
栗ちゃん
ここ、気になりますね。

060802_1457~01.JPG


京子ちゃん
私、普通に「名大行け」なんて言われたんですよ。
栗ちゃん
あぁ、名大ね、名古屋大学ね。
京子ちゃん
そう、名古屋大学に行けと言われたんです。
「日大レベルEランクの私が、何で
名古屋大学行けるんですか」って言って、先生に。
「私はね、学校では覚えてることを書いてるから
点数が良かっただけで、全然ダメですよ、先生」
みたいな、ものすごい反抗期になって。

それで、もう何か普通の勉強が
私好きじゃないってこと言ってて、
目立つことが好きだったから、勉強も、
自己顕示欲の一つみたいなもんだったんですよね。

学年でトップとかになるとすごく目立つ。
当時、貼り出しってのがあって、
1番から10番までずっとみんな貼り出される。
で、各教科で何位、何位、総合何位みたいな。
必ず1番に私がいたんです、何百人の中で。
栗ちゃん
ほぉ…、へぇーー……
京子ちゃん
一躍、「本田尚子(本名)」といえば、
もう…みたいな。
才色兼備みたいな。
高嶺の花みたいな。
ホントそうだったんですよ。
だから、女の子からは総スカンだったわけ。
女の子はそういう子を好きじゃないから。
栗ちゃん
なるほどねぇ。
京子ちゃん
もう、スポーツも頑張った。
栗ちゃん
走れば、自分に負けないでトップとるわ、
勉強1位、見た目はこうだわ…
京子ちゃん
それで、しかも男の子たちに
モテることも、さらさらイヤになっちゃって、
何か、もう女捨てようみたいな時期が
高校2年くらいから始まった…。

「女も捨てよう、勉強も捨てよう。
もう好きなことしたい」みたいな。
「私、今まで何やってたんだろう」みたいな。
栗ちゃん
あの「私」が…
高校2年のときにこういう状況なっていったと。
京子ちゃん
そう、私、何で好きなこと
できてないんだろうと思いました。
唯一好きだったのは、文化祭でダンスをしたり、
応援団やったり、やっぱり表現が好きだったんです。
音楽も好きだったし。

それで、やっぱり
「表現者になりたいなぁ」と思ったときに、
いろいろ受験雑誌とか見てたら、
近藤サトさんも日大の芸術学部出身で、
アナウンサーになったみたいな記事があって、
それ見たときに、
「あぁ、この人岐阜県出身で
私と同じ状況、環境で育ってて
アナウンサーになったんだ、すごいなぁ」って。

私、喋り好きだったから。
アナウンサーは、表現者じゃないけど、
なんかこう惹かれました。

あ、だから、そうそうそう。
表現はやりたくても、
あんまり何していいのかもよくわからないから、
そのころ弁論大会とかよく出てました。
弁論大会ってあまりいいイメージなかったでしょ?
すごいビン底眼鏡のマジメな子がやる・・・みたいな。
寒いんだ、弁論大会っていう…

じゃあカワイイ娘がやったら、
オシャレなんじゃないのって思って、
弁論大会出たり、
英語の暗唱コンテストに出たりしました。

カワイイ娘って自分の中で、ある程度は、
認識はちょっとあるじゃないですか(笑)
カワイイっていうか、
ちょっとはウケるんだっていう。
栗ちゃん
わかる、わかる。
京子ちゃん
私みたいな普通のビン底じゃない娘が、
やるってことは、
ものすごい新しいことだろうと思って、
で、やったらまんまと審査員をダマせました!
栗ちゃん
ハハハッ…
京子ちゃん
何か、グッジョブ!とか言っちゃえばねぇ。
英語暗唱コンテストで
すぐ県で優勝しちゃったりして。
栗ちゃん
優勝しちゃったり、ねぇ。
京子ちゃん
それで喋ることが好きってこと気づいて、
で、近藤サトさんの記事見たときに、
あ、この人岐阜県出身。

それまで華やかな仕事に
岐阜県出身では無理だと思ってたんですが、
そのころ自分の田舎に自信がなくてね。
栗ちゃん
勝手にね、自分の中でね。
京子ちゃん
そうそう。
名古屋とか、東京とか、大阪の人はみんな
頭がいいんだ、最初からっていうぐらい。
栗ちゃん
みんな揃ってると。
京子ちゃん
岐阜県なんてレベルが低いんだって思ってたの。
何にも知らない田舎でさぁ…みたいな。
だから、そう思ってたので、
そんな中からフジテレビのアナウンサーやる人が
出たんだと思って。

じゃあ何か、私だって
「芸術学部って何してるかわかんないから、
面白そうじゃん!」とかってなって・・・。
で、放送学科っていうところは試験で
絵を描かなくてもいいし、
面接だけ、英語、国語の試験の後、
二次試験で面接と、筆記の小論文だけだから、
それはものすごく私にとっては
都合がいいことだったことだったんで
それで日芸、目指したんです。

で、日芸目指したときに、同じ匂いをかいで…
同じ波動がついてるんだろうけど、
早稲田の演劇っていうのも
ちょっと目指してたんですよ。
栗ちゃん
早稲田の演劇?
京子ちゃん
あるんですよね、一文の中に。
栗ちゃん
へぇーーっ…
一文の中に?
京子ちゃん
演劇専攻があるんですよ。
それも目指したりしたんですけど、
こちらはまぁ、試験が難しすぎてですね、
……落ちました!(笑)



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